エゾリスのすみか

エゾリス一家の生態について

大切なクッキーが減っていく

今週のお題「大切な人へ」

奥さんから手作りのチョコチップクッキーを頂きました。
奥さんは手先が器用です。お菓子屋さんのように上手なクッキーを作ってくれます。
奥さんの愛のこもったイラスト付きです。
クッキーを数えてみると11枚入っています。
もらった初日に1枚食べました。
チョコチップが口の中で溶けて、ほろ苦い甘さが口の中いっぱいに広がります。
もう1枚食べたいのを我慢しつつ、その日は1枚でやめて、棚に大切にしまっておきました。
次の日帰ると、クッキーの袋が少し小さくなっています。中を数えてみるとクッキーが2枚減っていました。
残り8枚になっています。
「あーっ!」と叫んでも後の祭り。
奥さんが2枚食べちゃったようです。
なぜ早く食べないのかと、逆に怒られました。
早く食べないから、自分が食べたのだと主張しています。
そういう理屈ってアリなのだろうか…。
美味しくないのかと聞いてきます。
違うと弁解すると、余計嘘くさくなりました。
大切なクッキーが2枚も減った為に、その日はクッキーを食べる気にならずに、悲しみに暮れていました。
翌日また1枚減っていました。
次の日は本気で早く食べなさいと、言われました。
手作りクッキーは防腐剤を使わないので、悪くなるのが早いのだそうです。
昨日は1枚食べました。
今日の朝はホットの麦茶と一緒にまた1枚食べました。
あと5枚です。
大切に食べようと思います。
なるべく早く。
クッキーありがとう。
こんなに心のこもった食べ物は、もったいなくてなかなか食べられません。
ごめんね。
もう少しで食べ終わるよ。
つまみ食いはほどほどにね。